公益社団法人日本精神神経学会の和文機関誌「精神神経学雑誌」は、我が国の精神医学関連雑誌の中で最も歴史を有する雑誌です。本誌は、1902年(明治35年)に日本神経学会(現在の日本精神神経学会)の発足とともに、その機関誌「神経学雑誌」として刊行され、1935年(昭和10年)の「精神神経学雑誌」への名称変更を経て現在に至ります。現在はオンラインジャーナルとして20000余名の全会員に配信するとともに、冊子体も約7000部発行しており、日本の全精神科専門医が購読しています。また、PubMedからアクセスできる世界最大の医学文献データベースMEDLINEにも2017年刊行分まで収載されています。2019年以降は、一部の記事は刊行後直ちに、また、ほぼすべての記事が刊行1年後には会員外にもオープン化されています。
精神神経学雑誌は、精神医学、医療、保健、福祉の発展に寄与することを目的とし、これらの領域を扱う独創的な総説、原著、症例報告、討論、資料、特集などを掲載する。臨床研究に重点を置くが、臨床との関連が明確であれば橋渡し研究や基礎研究も掲載する。
2019年11月 日本精神神経学会 精神神経学雑誌編集委員会