公益社団法人 日本精神神経学会

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お知らせ

ICD-11の診断ガイドラインがWHOのHPにアップされました


日本精神神経学会 会員各位
 

世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第11版(ICD-11)が発効され、病名や死因などの記録・報告が行われるようになりました。その最新版のプラットフォームがオンライン公開されています(注1)。

日本政府がICD-10をICD-11に切り替える時期についてはいまだ通知されていません。厚生労働省国際分類情報管理室は、病名・用語の日本語訳を各学会に依頼し、それをとりまとめているところです。

ICD-11は、完全に電子情報化され、ウェブサイトから、疾患名、その簡潔な特徴(description)、そしてコードを調べることができます。このプラットフォームは臨床分類、病名・用語のデータベースへと進化しています(注2)。

加えて、第6章「精神、行動又は神経発達の疾患」の診断ガイドラインも完成し、このプラットフォームに記載されています。ぜひご覧ください。

診断ガイドラインは英語版ですが、日本精神神経学会では、病名・用語の日本語訳を決めつつ、診断ガイドライン日本語版の作成を進めています。

なお、「精神、行動又は神経発達の疾患」の解説シリーズを精神神経学雑誌に連載しています(注3)。すでに掲載された解説は、逐次、学会ホームページのバナーに収載してありますので、こちらもご一読ください。

2022年2月15日

ICD-11委員会
委員長 神庭重信
 

(注1)
WHO press release, 11 February 2022

(注2)
ICD-11 platform

(注3)
連載 ICD-11「精神、行動又は神経発達の疾患」分類と病名の解説シリーズ

 

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