日本精神神経学会の学会専門医制度から新専門医制度への移行措置が、日本専門医機構にて承認されました。これは、学会制度で研修を始めた方が新専門医制度に準ずる研修を修了したと認められた場合、学会制度での試験の実施終了後も一定期間、専門医試験を受験することができる制度です。
～2030年3月31日まで
●【重要】研修歴（研修施設での研修）として追加できるのは2028年3月31日まで
●「追加の修了要件」を満たすのは2028年4月1日～2030年3月31日も可
2025年～2030年に実施する専門医試験
※2025年の試験に関する注意事項
学会制度で受験できる方は、従来通り学会制度での新規受験が原則となりますので、2025年の試験で移行措置の対象となるのは、学会制度で受験できない（研修期間が3年に満たない）場合のみとなります。
※2030年まで新規受験可能です。ただし、2030年の試験で不合格だった場合、2031年以降に移行措置で再受験することはできません。
①2025年度試験までに学会制度で新規受験できない事情があること。
②新規受験年の3月までに研修修了し※1、新制度に準じる為の「追加の修了要件」（次項参照）も満たしていること。ただし研修期間については、新制度整備指針の「特定の理由のある場合の措置」※2に示された事項に該当する方に限り、実質研修期間2年6ヶ月でも研修修了出来ることとする。
※1【重要】研修歴（研修施設での研修）として追加できるのは2028年3月31日まで。「追加の修了要件」は2028年4月1日～2030年3月31日までに満たすことでもよい。
※2参考：「特定の理由のある場合の措置」
・日本精神神経学会「専門研修プログラム整備基準」
・日本専門医機構「専門医制度新整備指針（第三版）」
③2024年度の所定の期間に申請すること。移行措置期間中は、受験しない年度も、合格するまで毎年所定の期間に申請すること。※申請期間は「申請方法」の項目を参照してください。
移行措置で受験する場合、学会制度での研修修了要件に加えて、新専門医制度での研修に準拠するため「追加の修了要件」をすべて満たすことが必須となります。すぐに完了できない可能性がある項目もありますので、計画的にご準備ください。
※それぞれの要件を満たせない場合の代替要件を設定しています。具体的な内容は、以下の表をご覧ください。
※上記の表をクリックすると、より詳細な表（PDF）が表示されます。具体的な対象eラーニングなどは、そちらをご確認ください。
1. ～4. 代替要件のeラーニング視聴
・共通講習eラーニング
・その他のeラーニング
各項目指定のeラーニングを検索して受講してください。設問回答完了にて受講完了とみなします。
※一部の動画は掲載調整中です。
5. 学会発表の対象学会
・単位取得対象学会一覧
単位申請団体A・B群を基本とします。それ以外の学会発表は個別審査を行います。なお、精神科に関する発表に限ります。
6. 学術総会
・第120回学術総会（2024）
オンデマンド配信の受講も学術総会参加歴と認めます。
移行措置の適用を希望する方は、以下のフォームから移行措置適用希望申請を行ってください。受験する年は、通常の受験申請もあわせて行ってください。
2025年1月1日～2025年2月28日まで
2025年度以降も毎年2月末日までに申請してください。
受験申請の手引き、受験申請システム等はこちらから。
専門医認定試験について
※「専門医認定試験について」内の学会制度の方向けの手引きをご覧ください。
ご不明な点、お困りの点がございましたら、以下のフォームから、お問い合わせください。
