公益社団法人 日本精神神経学会

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歩み1:写真で見る「日本精神医学・医療」の歩み

更新日時:2015年1月28日

写真で見る「日本精神医学・医療」の歩み

回はすべて「図説 日本の精神保健運動の歩み」からの写真を使わせていただきました。(精神科医療史研究会所蔵)

我国においても例に漏れず、江戸末期頃までは俗信が蔓延っていました。「獣の霊力、神仏の応報」、「新聞錦絵も俗信批判に力を入れた」の5葉の写真は、当時の世相を現した錦絵です。「相馬事件」は、明治16年から27年にかけて起こった、精神障害の絡む旧相馬藩主相馬誠胤(ともたね)をめぐるお家騒動の一種で、当時世間を騒がせましたが、それによって明治33年に「精神病]者監護法」が制定されたという意味で史上重要な事件です。詳しくは精神医学事典(弘文堂)に解説が載っていいます。

「相馬事件」についてはこちらをごらんください。

獣の霊力、神仏の応報

観音霊験記 讃州の人化犬(國貞画)観音霊験記 讃州の人化犬(國貞画)
讃州の農家に飢えた行脚の僧がきて、食を乞うたが与えず。のち、糠を犬の盆に入れて犬を呼んだところ、息子が走りきてそれを食し犬面になった。坂東巡礼して西陽山栄福寺で元の身に復したという。

新版狐にだまされ(辻亀板・志めい画)新版狐にだまされ(辻亀板・志めい画)

狸のたわむれ狸のたわむれ
狸は大金玉を使っていろいろいたずらをするとされた。

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