医師臨床研修制度は、2020(令和2)年度に見直しが行われ、精神科が選択必修から必修科目になりました。すなわち、全ての臨床研修医が、少なくとも4週間の精神科研修を行い、医師として最低限必要な精神医学の素養を身につけることが求められています。さらに臨床研修のプログラムに学修成果(アウトカム)基盤型カリキュラムが導入され、精神科での研修を通して医師としての基本的価値観や資質・素養などを修得することになりました。したがって、指導医は必修科目としての精神科医療の学修をいかに支援するのか、その対応を改めて考える必要があります。そこで日本精神神経学会は医師臨床研修制度に関する検討委員会において、学修支援の教材として「研修医のための精神科ハンドブック」を作成いたしました。さらに精神科で経験すべき疾病・病態として認知症、うつ病、統合失調症、依存症を取り上げ、精神科総論を加えたeラーニングのコンテンツを作成いたしました。ハンドブックとあわせて必修科目である精神科研修が充実したものになるよう、ご活用ください。
日本精神神経学会
医師臨床研修制度に関する検討委員会
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