北海道 函館渡辺病院連携施設精神科専門研修プログラム |
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基幹施設 | 社会医療法人函館博栄会 函館渡辺病院 |
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連携施設 | 北海道大学病院、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター、東京医科大学病院、地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立松沢病院 |
プログラムの特徴 | 本プログラムは一生涯、地域で精神科臨床に専念したいという熱意のある精神科専 攻医の方々が単に診断・治療ができるだけでなく、様々な患者の状態や置かれた環境、 人権保護に関わる法的な問題、経済的な問題などを勘案した総合的な判断に基づく対 応ができる医師としての基本的診療能力を習得できるように、地域での精神科医療、精 神保健を実際に担っている精神科病院での臨床に重点を置きつつ、当院が協力型研修 施設となっている北海道大学と東京医科大学の2 大学病院、都立松沢病院と国立精神・ 神経医療研究センター病院の2 精神科高度専門医療研究施設と協議してそれぞれの利 点を生かす形で準備し、各専攻医の多様なニーズに対応可能となるように構成したプ ログラムである。 当院は1950 年に開設以来、北海道南部の精神科基幹病院として地域医療を担うとと もに、北大精神医学教室の教育関連病院として精神科医の育成にも寄与してきている。 現在は精神科救急医療により社会医療法人の認可を受けて、年間120 日の精神科救急 を担当し、かつては800 床あった許可精神病床を431 床に縮小させて、地域移行を進 めており、デイケア、訪問看護、就労支援などを積極的に実施している。 WHO は2018 年に統合失調症や双極性感情障害患者の平均余命が10~20 年短く、 身体的健康の管理の問題であると警告を発しているが、当院は70 年前の精神科病院開 設当初から外科を併設し、以降、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、皮膚科、整形 外科、麻酔科などを順次開設し、「こころと身体のトータル医療」の実践をモットーと し、全国的にも稀な精神科主体のいわゆる総合病院であり、一般的な精神科単科病院で は経験しにくい精神科リエゾンを同じ施設の指導医や多職種チームメンバーと実践す ることができる。 また、当院では北大医学部生のコア科臨床参加型実習や市内の総合病院の初期研修 医の精神科臨床研修を病院全体で担当している。このように教育を通じて自己研鑽し ている指導医や多職種チームメンバーに交じって専攻医が多数症例の診断治療に当た り、医学生や初期研修医と一緒に症例を経験しながら教育に関与し、教えながら学ぶ姿 勢で臨床経験を深めることができ、一方、各大学や精神科高度専門医療研究施設で進め ている臨床研究、基礎的な生物学的精神医学研究にも触れて、論理的な思考方法の訓練 を受けることもできるプログラムとなっている。 |
基幹施設URL | <社会医療法人函館博栄会 函館渡辺病院> http://www.hakodatewatanabe.or.jp/ |
専攻医募集ページ | ー |
専門研修 プログラム冊子 |
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詳しい 専門研修概要 |
http://www.hakodatewatanabe.or.jp/hakueikai/joboffer/senko-i/pdf/senko-i_kensyu2.pdf |
研修ローテーションパターン | |
週間・年間 スケジュール |