埼玉県 埼玉県済生会鴻巣病院精神科専門研修プログラム |
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基幹施設 | 社会福祉法人恩賜財団済生会支部 埼玉県済生会鴻巣病院 |
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連携施設 | 埼玉県済生会 なでしこメンタルクリニック、医療法人社団翠会 成増厚生病院、東京医科歯科大学病院 |
プログラムの特徴 | 本施設群は、4施設で構成されている。基幹施設は埼玉県済生会鴻巣病院(指導医5名)、連携施設は東京医科歯科大学附属病院(指導医11名)となでしこメンタルクリニック(指導医1名)と成増厚生病院(指導医13名)である。専攻医は計2名を予定している。 基幹病院は、済生会で唯一の単科精神科病院であり、公的病院として埼玉県の県央保健医療圏において精神科医療の中核を担っている。病棟は、スーパー救急病棟2病棟(48床・41床)、依存症病棟(41床)、認知症疾患治療病棟(48床)、多用途全個室病棟(33床),精神科療養病棟2病棟(55床・55床),精神科一般病棟(57床)の計379床である。ただし,コロナ流行期に多用途全個室病棟(33床)をコロナ専用病棟に変更し対応した。外来は一般精神科外来から専門外来(認知症,依存症),さらに救急外来をもち対応している。併せて認知症疾患医療センターや障害者サービス事業所、グループホーム、訪問看護ステーション,さらに介護老人保健施設、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所などの地域包括ケアをになう機能をグループとして形成している。 本施設群で研修する場合、典型的には1年目に基幹病院である埼玉県済生会鴻巣病院から研修を開始し、精神科医としての基本的な知識を身につける。2、3年目には単科精神科病院、総合病院精神科,精神科診療所等を各々1年ないし3か月から6か月の期間でローテートする。難治・急性期症例、認知症症例、身体合併症治療、児童思春期症例、依存症例、医観法通院指定症例を含む司法関連症例など疾病や年代も多様かつ幅広く経験し、精神療法・薬物療法を主体とする治療手技、生物学的検査・心理検査等の検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深めていく。ローテート順については、本人の希望に応じて柔軟な対応が可能である。いずれの施設においても、就業時間が週40時間を超える場合は、専攻医との合意の上で実施される。 連携施設には首都圏の大学病院機能を持つ総合病院や先進的な精神科病院,さらに基幹施設関連の精神科診療所があり、精神科医療におけるm-ECTやクロザリルの使用などの先端的治療を学ぶことが可能であり,他診療科とのコンサルテーションリエゾンを経験できること、都内の精神科病院や県内の精神科診療所では児童思春期症例を豊富に経験できること,併行して精神障害者のリワークや訪問診療を深く学ぶことができるなど,多様化した病態への治療や予防・リハビリ等を経験してもらう予定である。 基幹病院は、最初に述べたように済生会という大きなグループの中で無料低額診療やなでしこプランなど社会的支援を要する人への対応を実践してきており、経済的に困窮した症例の多い精神科において最終のセーフティネットを守るという気概を持って臨床に向かっている。本プログラムはこのような済生人像をも体現するものとして実践されるものである。研修期間中は、済生会職員としての身分及び経済的保障がなされる。 |
基幹施設URL | <社会福祉法人恩賜財団済生会支部 埼玉県済生会鴻巣病院> http://www.kounosu-hp.jp/ |
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