長崎県 地域医療と先端医療の実践を目指した専門研修プログラム |
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基幹施設 | 医療法人仁祐会 小鳥居諫早病院 |
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連携施設 | 久留米大学病院、医療法人松籟会 松籟病院 |
プログラムの特徴 | 本プログラムは、中規模の民間精神科病院を基幹病院(276床)とし、地域社会に根ざした実践的な地域医療の実践を軸に、連携施設である特定機能病院で、より専門性の高い精神医療を経験していく構成となっている。よって、将来は精神障害者の地域生活を支える医療体制の中で活躍を望む精神科医が、最新・高度な精神科医療を学びながら、民間医療と高度な先端医療の橋渡し役を適切に担える医師の育成を目指したプログラムである。研修基幹病院である小鳥居諫早病院のローテートでは、急性期から慢性期までの様々な精神疾患を対象に、面接技法や薬物療法に関する知識、さらには行動制限の手順をはじめとする法的な知識などを学ぶ。(指導医は4名)ここでは精神科デイケアなどのリハビリテーションや社会福祉との連携、精神科訪問看護サービスなどのアウトリーチなど、まさに今、民間精神科病院に求められている、多職種によるリカバリー推進の現場を体験する機会となる。医師、作業療法士、看護師が連携して毎週行っている「うつ病」と「不眠症」の2種の認知行動療法もその一環である。連携施設である久留米大学病院のローテートでは、急性期病棟で担当医を担う。大学病院だから出来るSPECTやPETなどの特殊な検査や多彩な心理検査によるアセスメントを行い、診断および治療方針を決定するほか、身体合併症治療やクロザピン治療、修正型電気療法といった基幹病院では経験できない治療、緩和ケアを経験することができる。(指導医は3名)1年次、2年次のローテート順は固定せず、専修医のニーズに応じて勘案する。リエゾン・コンサルテーションは、小鳥居諫早病院における研修中も諫早総合病院で毎週行っているため、2年間は継続的に経験が可能である。また、小鳥居諫早病院と久留米大学病院の双方がA型の睡眠医療専門医療機関に認定されていることから、ニーズによっては睡眠学会専門医・指導医のもと、睡眠専門医への足がかりとなるような、睡眠障害全般の診断・治療を経験できることが特徴である。3年次は、この2病院に加えて、単科精神科病院である松籟病院(270床)での研修が選択肢に加わり、いずれかの病院で研修を行う。松籟病院も、全般的に様々な精神疾患に対応しているが、最大の特徴は脳外・緩和ケアを有する同一法人の河畔病院(187床)が認知症疾患センターの指定を受けていることで、緩和ケアや認知症治療を重点的に経験することができる。(指導医は2名)このように、本プログラムは民間医療にやや比重を置いた研修カリキュラムながら、特定機能病院における高度医療や救急医療の学びの経験が、専修医が先々に担う地域医療に高い対応能力と奥行きを与えることができるよう構築されている。 |
基幹施設URL | <医療法人仁祐会 小鳥居諫早病院> http://www.kotorii.or.jp |
専攻医募集ページ | http://www.kotorii.or.jp |
専門研修 プログラム冊子 |
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詳しい 専門研修概要 |
http://www.kotorii.or.jp |
研修ローテーションパターン | |
週間・年間 スケジュール |