東京都 恩方病院精神科専門研修プログラム |
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基幹施設 | 医療法人永寿会 恩方病院 |
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連携施設 | 杏林大学医学部付属病院、東京女子医科大学病院、北里大学病院、特定医療法人南山会 峡西病院 |
プログラムの特徴 | 東京都八王子市の中核的な精神科病院として56年の歴史を持ち、精神科病床385床、内科85床の計470床の病院であり、精神科は急性期対応と地域生活支援に重点を置き、急性期治療病棟、認知症治療病棟、急性期対応病棟(看護体制13:1)、精神科療養病棟から構成される計7つの病棟、内科は2つの療養病棟がある。年間の精神科入院患者数は約700名であり、その中には多くの措置入院や医療保護入院などの急性期の患者が含まれ、地域の3次救急・2次救急病院やクリニックからも積極的に患者を受け入れている。疾患別では統合失調症のみならず、気分障害圏、不安性障害、薬物関連障害、認知症患者、身体合併症を有するリエゾン対応患者が多い傾向にある。また地域には高齢者施設や知的障害者施設が数多くあり、これらの施設入所中の精神障害者の対応とアドバイスを行っている。 精神医学的治療の中では、心理社会的療法に重点を置き、系統的で反復的な疾患教育を実施している。薬物療法では、抗精神病薬の単剤処方を基本とし、薬剤性副作用防止に最大限の関心を払っている。特に急性期の患者に対しては、注射製剤を使用せず、言語的介入を行い経口薬による治療を実践している。治療抵抗性統合失調症患者に対するクロザピンによる薬物治療は、指導医の他、看護部、薬剤部と協働して治療と管理を行っている。行動制限を余儀なくされる患者については、コメディカルとのチーム医療で行動制限の最少化を目指している。 患者の社会性回復に重要な役割を持つ精神科作業療法に於いては、広さ444m2の体育館を含む3つの作業療法室を有し、患者の特性に合わせたプログラムを実施している。 地域生活支援では、退院促進委員会が中心となり、看護師、精神保健福祉士、地域の退院支援事業所との協働で退院促進を行っている。訪問看護は地域の中でも実績を有し、大規模デイケア・ショートケアでは、多くの患者さんが利用している。 このように、精神科の急性期医療から地域生活支援に至るまで、精神医学と精神科医療全般において、症例経験と治療場面および地域医療連携を学ぶ機会が十分にある。加えて、常勤内科医、歯科医の他、非常勤の内科医、眼科医、皮膚科医、整形外科医が勤務し身体合併症の診断と治療にも力を注いでおり、リエゾン医療の臨床と学習のみならず、他科の専門医との情報交換が可能である。 |
基幹施設URL | <医療法人永寿会 恩方病院> http://www.ongata-hp.jp |
専攻医募集ページ | ー |
専門研修 プログラム冊子 |
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詳しい 専門研修概要 |
http://ongata-hp.jp/ |
研修ローテーションパターン | |
週間・年間 スケジュール |