富山県 富山大学附属病院連携施設 精神科専門研修プログラム |
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基幹施設 | 国立大学法人富山大学附属病院 |
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連携施設 | 医療法人崇徳会 田宮病院、独立行政法人国立病院機構 北陸病院、富山県立中央病院、富山市立富山市民病院、医療法人社団あずさ会 駅南あずさ病院、医療法人社団和敬会 谷野呉山病院、かみいち総合病院、医療法人社団功連会 南富山中川病院、富山県リハビリテーション病院・こども支援センター、小矢部大家病院 |
プログラムの特徴 | 専門研修基幹施設となる富山大学附属病院神経精神科は 43 床を有する総合病院精神科であり、難治例や身体合併症例を含む多様な精神科疾患を対象に幅広い臨床を行っている。また救急への対応は医療の出発点であるとの考えから、大学病院の精神科としては全国的にも珍しく、県の精神科救急輪番にも参加している。措置入院や鑑定入院も受け入れており、また精神病早期介入活動にも力を入れており、富山県との協同事業としても取り組んでいる。特色ある検査・治療としては修正型電気けいれん療法(mECT)、クロザピンによる治療、睡眠ポリソムノグラフィー検査(PSG)などを行っている。病棟診療はチーム制で行っており、3つの病棟チームのチーフは精神科専門医・指導医および精神保健指定医の資格を持つ教員が務める。専攻医は各チームに配属され、入院患者の主治医となり、毎週行われるチームカンファレンスや教授回診、症例検討会のほか、種々の場面でチーム医の指導や助言を受けながら診療に当たる。専攻医は基幹施設での研修中は 3 ヶ月または半年毎にチームをローテートし、ほぼすべての主要精神疾患の検査・診断・治療に関する基礎的な知識・経験を身につけることができる。教室内で行われる早期介入症例検討会、認知症症例検討会、精神病理勉強会に加え、県内外で行われる講演会や学会への参加を通じて、さらに幅広い知識を得ることができる。また当教室は臨床研究にも力を入れており、特に統合失調症を対象とした生物学的研究においては国際的にも先進的な研究を行っている。各研究グループのミーティングや関連学会への参加も推奨しており、リサーチマインドを持った精神科医の養成に力を入れている。実際に研究に携わり論文作成する場合は、臨床研究において十分な実績と経験のある指導医が直接指導に当たる。専攻医は、研修プログラムでの研修と並行して大学院博士課程へ進学することもできる。 本プログラムでは、富山県内のみならず、新潟県長岡市の中核的精神科病院である田宮病院も含め、地域における考えうるリソースを集結して専攻医の指導体制を構築する。県内の連携研修施設はいずれも特色があり、富山県立中央病院(精神科救急・急性期病棟、身体合併症治療、リエゾン精神医学)、富山市民病院(包括型地域生活支援プログラム、難治性精神疾患治療)、谷野呉山病院(精神科救急、包括型地域生活支援プログラム等による退院・地域生活支援、依存症治療、児童思春期症例)、北陸病院(医療観察法指定入院医療機関、認知行動療法、睡眠専門外来)、駅南あずさ病院(児童・思春期症例、地域に開かれた精神科医療、各種関係機関との連携)、南富山中川病院(認知症)、富山県リハビリテーション病院・こども支援センター(児童・思春期症例)、小矢部大家病院(認知症、地域医療、チーム医療)、かみいち総合病院(総合病院精神科、身体合併症、リエゾン、認知症、地域精神医療、多職種チーム医療)から希望に応じて研修先を選択できる。いずれの研修先であっても共通の学習機会(富山県精神科医会学術講演会・北陸精神神経学会など)が得られる。このプログラムにより、3 年間の後期研修で精神科医としての基礎を築くことができる。 |
基幹施設URL | <国立大学法人富山大学附属病院> http://www.hosp.u-toyama.ac.jp/guide/index.html |
専攻医募集ページ | http://www.med.u-toyama.ac.jp/neuropsychiatry/student/specialist.html |
専門研修 プログラム冊子 |
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詳しい 専門研修概要 |
http://www.med.u-toyama.ac.jp/neuropsychiatry/student/specialist.html |
研修ローテーションパターン | |
週間・年間 スケジュール |